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森田療法(生活の発見会/沖縄)

​とにかく不安、細かいことが気になる、心配性のあなたに・・・

人が怖い、何度も確認してしまう、パニックになる、体の不調が気になる・・・

☆ホームページ終了のお知らせ☆

長らくご利用して頂きましたが、このホームページは、2023年12月末を持って終了します。

今後は「NPO法人生活の発見会」公式ホームページをご利用ください。

​どこまでも、神経質な性格を、発揮する

​森田 正馬

こんにちは。『生活の発見会』の安田広行と申します。

安田広行.JPG

わたしは高校生から大学生活にかけて、

極度対人恐怖パニック障害に苦しみ、

どん底の青春時代を過ごしました。

ふがいない自分絶望しながらも、自分の力で立ち直るんだと、

カウンセリングで自分を取り戻してきました。

 

そしてカウンセリング室で森田療法の本に出会い、

これだっ!と直感。

森田療法を使って神経症の克服を支援する生活の発見会にすぐ入会し、

以来24年が経ちました。

森田療法で神経症を克服できた幸運が、

就職活動において、大手国内航空会社の合格をもたらしました。

その後、リゾートホテルグループに転職。

現在は、ライフワークともいえる『生活の発見会』で

沖縄の代表幹事を務めています。

ここでは、あの地獄のような青春時代から救ってくれた森田療法と、

森田療法で神経症で苦しむ方々を支援している『生活の発見会』について、ご紹介します。

森田療法って何?

病気ではない、自然に逆らっているだけ?

森田療法とは、慈恵会医科大学名誉教授、

森田正馬博士(1874-1938)が提唱した神経症を克服する精神療法です。

神経症で苦しむ人々を森田療法で支援するNPO法人「生活の発見会」は

1998年に保健文化賞(厚生労働省後援)受賞

その活動は有識者より評価されています。

森田療法は、神経症と呼ばれる以下のような症状が、主な対象となります。

・人前で異常に緊張する、赤面する、視線が気になって仕方ない

・飛行機、車の運転、散髪など、身動きが取れない場所でパニックになる

・玄関のカギを、何度も確認しても外出できない

・手を何度も洗っても汚れが取れた気がしない

・頭痛、めまい、鼻づまりなど、体の不調が気になる

・何となく将来が不安で、落ち着かない

とにかく自信がなく、何も行動ができない

森田博士は、これらすべての神経症の症状は、決して身体的な疾患(病気)ではなく、

精神的な心のからくりから発症するものだとしました。

そのからくりとは、

不安恐怖、不快感情こうと懸命格闘する努力のことで、

不安をはじめとするすべての感情は、

自分の意志でコントロールできない自然現象のひとつであるにも関わらず、

これを自分の意志と努力で取り除くことができると勘違いし、格闘することで、

意識が不快な感情に集中し、ますます不快な感情が増大し、

症状として固着してしまう、これが神経症の正体です。

 

さらに悪いことに、わたしたちは真面目で向上心が高いため、

不快な感情を取り除けない自分をダメな自分だと責め

自信喪失する、という悪循環に陥ってしまいます。

森田療法は、

「不快な感情は意志の力で消し去ることはできない」

ということを知ることから始まります。

不快な感情を『自然現象』として捉え、あるがままに放任し、やりくりしない。

不快な感じに何とか持ちこたえながら、やるべきことをやって責任を果たす、

または自分本来の欲望に乗り、やりたいことをやっていく。

これが森田療法の考え方の柱になります。

しかしそうは言っても、苦しみのさなかにあるときは、

思考が堂々巡りし、思うように行動ができなものです。

症状を乗り越えていった会員も、

行動できたとき、できないときの一進一退を繰り返し、

薄皮をはがすように少しづつ経験を積み上げてきました。

そのような地味で地道な実践の先に、徐々に自信を取り戻し、

自分らしさを見つけられる未来が開けてきたのです。

今日明日にすぐ良くなる、という都合のいいものでは決してないということは、

あらかじめお伝えしなければいけないと思います。

このように言いますと、

到底自分にはできない、行動力のない自分には無理と思われるかもしれません。

でも森田療法は、症状を抱えながらも行動ができるような教えが多々あり、

実生活でしっかり結果を残せるような実践的な療法であります。

ところで、神経症に陥りやすいタイプとして、

以下のような性格的特徴がありますが、思い当たる項目がどれくらいありますか?

(神経症に陥りやすい性格)

・細かいことが気になり心配性

・内向的で、他人より自分を責める

・自己評価がとても低い

・真面目で頑張り屋、ガマン強い

・物事や人間関係に白黒つけたがる

・自分を高めたいという向上心が高い

・完全主義(100点以外は、0点である)

・執着的で何事にも粘り強い

いかがでしょうか?

全部当てはまる、という方も多いかと思います。

かく言うわたしも、森田療法を学ぶ中でこれらすべてがぴったり当てはまりることを知り、

神経症になるべくしてなったのだなぁ、と思わざるを得ませんでした。

どうしてこんな性格に生まれたんだろう」

 

私は自分の性格を、当時ずいぶん恨んだものでした。

融通が利かず、要領も悪く、こんな損な性格は他にない、と

被害者意識の塊と言っても過言ではありませんでした。

しかし森田療法では、この神経質な性格をとても魅力的なよい性格として捉え、

その特質を遺憾なく発揮し、どこまでも伸ばすように奨励しています。

自分の特性は変えることができないが、その良い面を認め自覚し、

社会に役立つよう創意工夫を凝らし、活かしていく。

それこそが自分を活かすことであり、自分の幸せにつながっていく、

そのように森田療法では教えています。

そのような生活態度が、自分を症状から引き離していき、

自分を発揮している好循環に導くのだ、と言っています。

Two Dried Leaves

森田療法を仲間と学ぶ「生活の発見会」

森田療法は、数週間の入院療法や外来療法もありますが、

それ以外に、NPO法人「生活の発見会」が、

神経症で悩み苦しむ方々の支援を、全国の都道府県で行っています。

入会手続きはこちら(生活の発見会ホームページ)

「生活の発見会」の運営・会員サポートは、

自らも神経症で深く悩み苦しみながらも、森田療法で症状を乗り越えた経験を持つ会員が、

理論学習で得た知識を最大限活用しながら、

神経症で悩む会員の方々をサポートしています。

わたしたちは医療の専門家ではありませんので、投薬や診断などの医療行為は行いません。

しかし、症状を抱えながらもここまで生きてきた実経験は、

お医者でさえご経験された先生は多くなく、

そういう意味では、あなたの苦しみにお医者様以上に共感でき、理解できる

神経症の専門家であると、自負しています。

また、投薬に抵抗や不安がある方、個別カウンセリングに行き詰まりを感じている方は、

生活の発見会がぴったりとフィットする可能性があります。

生活の発見会では、全国の都道府県で、会員の集まりがあり、

体験交流と森田理論の学習を行っています。

沖縄県では、那覇市でこの集まりを開催しています。

(開催場所などの詳細はコチラ)

 

「生まれて初めて、この苦しみを分かってくれる人とお話できました」

「家族にも話したことがない悩みを、ここでは親身に聴いてくれる、分かってくれる」

「しばらく欠席していたが、ここがわたしの居場所なんだと気づきました」

そのような嬉しい感想を、参加された方々からよくいただきます。

お気軽にご参加ください。

(開催場所などの詳細はコチラ)

ところで、沖縄県をはじめ、日本国内において森田療法という名前は、

あまり知られていません。

大変もったいないことだと考えております。

これについては、私たちのこれまでの活動が必要以上に神経質で、

消極的であったことは否めません。

扱う内容が極めて個人的でデリケートな内容ということもあって、

主に口コミのみで活動を広げてきた経緯があったのです。

しかし、このストレス社会において、

パニック障害や対人恐怖、不潔恐怖や確認行為など

神経症で悩み苦しむ方は大変多いと考えています。

最近では、パニック障害アイドルグループのメンバーが

活動休止となったニュースなどは、みなさまの記憶に新しいと思います。

そのような中、私たちは変に神経質にならず、物おじせず、

広く国内外にその活動を知っていただき、

わたしたちがだからこそ、社会に提供できる価値を

提供していく義務があると、考え直すようになりました。

また、症状に苦しむ人は大人だけではありません。

これから社会人としてどう生きるのか、悩みのさなかにある20歳前後の青年層

こころも体も大人へと変わっていく過程で不安定な高校生、

そして中学生・小学生不登校にも神経症で苦しむお子様も多いと見ています。

私たちは将来的には、森田理論を学校教育に取り入れ、

やかな感受性向上心を持つお子様の未来を、

より明るいものにしたい、そのように考えています。

麦畑日の出

​症状を克服するだけでない。克服した後も学べる森田療法

森田療法は、症状を克服する上で、非常にパワフルに作用しますが、

症状を克服したあとも、私たちをしっかり支え導いてくれます。

森田正馬先生は、森田療法を治療法としてだけでなく、

「人間の再教育」として治療に取り組んでいました。

何でも白黒つけようとし、極端な理想主義に走り、

心のバランスを崩しがちな私たちを、

あるがままに生きる姿勢によって、より現実的に、

より地道に前に歩んでいけるようにガイドしてくれます。

症状を克服すること、そして生涯自分らしく

自分を活かし切って生きていくこと。

森田療法は、自己実現のために一生涯活用していける

ユニークな療法なのです。

噛めば噛むほどいい味がでる、そんな学びなのです。

Seagulls

​森田療法を学ぶ方法

それでは、森田療法を学ぶ方法を、簡単にご紹介します。

①本を読む

森田療法関連の本は、これまでたくさん出版されており、

ロングセラーを続けている本も数多くあります。

​特に初めての方におススメな本を一冊ご紹介します。

 

『心配症をなおす本』青木薫久著(ベスト新書)

神経症の症例が多数紹介。

「こんな症状で苦しんでいるのはわたしだけでなかった」

と知るだけで心が軽くなる。

またネットでも、森田療法の情報はたくさんありますので、

さっそくググってみるのもいいでしょう。

(おススメサイト)

「生活の発見会」ホームページ

​「岡本記念財団」ホームページ 

「日本森田療法学会」ホームページ 

②集談会(交流会)に参加する

何でもひとりだと長続きしない、どうしていいかわからない、

とにかく誰かに相談したい、助けてほしい、という方は、

お近くの集談会(交流会)への参加をお勧めします。

(沖縄県での開催場所などの詳細はコチラ)

集談会では、ご家族や親し人にもお話できない赤裸々な内容を共有し、

ともに深く共感し、癒し勇気づけられるプロセスをたどります。

これは、お互いの信頼関係のもとにしか成立しない会であることを意味します。

よって、この定例会への参加は、

原則、入会された会員のみとさせていただいています。

入会手続きはこちら

ただし「まずは会の様子を詳しく知ってから」というご希望も

あるかと思いますので、入会されていない方の参加もお受けしています。

その場合は参加費が上がますことだけ、ご了承ください。

集談会(交流会)の詳細はこちら

③入会する​​

入会されますと、以下の環境が得られますので、

実践との相乗効果を生まれ、立ち直りがぐぐっと近づきます。

集談会(交流会)に引き続き参加できる

会員限定月刊誌「生活の発見」が、毎月送られてくる。

☆オンライン学習会など、より深く体系的な学習会に参加できる。

特におすすめの月刊誌「生活の発見」は、

会員の体験記、学習記事、各種トピックスなどが

コンパクトな小冊子にまとまった情報誌です。

症状に苦しむさなかの方は、

これをお守り代わりにカバンに忍ばせ、

つらくなったときに読み直せて、大変重宝します。

そして、気になる費用ですが、

入会費:無料

年会費:14,000円(税込み)です。

1ヶ月あたり約1,200円(集談会の参加費500円を合わせると、月1,700円)。

これ以上の費用は、ありません。

毎月1回、30分のマッサージ代ぐらいで、

集談会への参加と発見誌の購読ができますので、

ぜひご入会ください。

いわば『ココロのマッサージ代』ですね。

入会手続きはこちらから

最後に・・・

森田療法、そして生活の発見会をご理解していただけましたら、

こんなに嬉しいことはありません!​

あなたがもし神経症に人知れず悩んでいたり、

ご家族や知人でこのような症状で苦しんでいる方がおられましたら、

私たちにご連絡ください。

okinawamorita1983@gmail.com

ともに、神経症の症状を克服し、

ともに、神経質という素晴らしい性格を、

どこまでもどこまでも、伸ばし発揮していきましょう。

それは、あなたを癒すことでもあり、

私たち自身を癒すことでもありますから・・・。

Calm Sea

入会手続きは

「生活の発見会」ホームページから

お問い合わせ

okinawamorita1983@gmail.com

【生活の発見会/沖縄】

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